ラッセル・ワトソン コンサート

2012.10.24.00:40

今日は、昨日見たラッセル・ワトソンさんの公演のことを少し書きたいと思います。

外タレのコンサートを見に行くのは、かなり久しぶりでした。
多分、週あたまの月・火のコンサートということもあったのでしょう。
チケットの売れ行きは伸び悩んでいたようですが、それでも日本にも熱心なファンがいるようで、前方の席は、熱心なファンの人たちで、たいそう盛り上がっていました。

客層は、こないだ見たル・ヴェルヴェッツのコンサートの年代層とほぼ一緒だったと思いますが、ル・ヴェルヴェッツのコンサートの観客より、さらに一段、セレブな方たちが多かったような気がします。
聞くところによると、元総理や有名作詞家の方々など、著名な方もかなりいらしていたみたいです。

そんなこともあってか、コンサート会場ではあまり見かけない、会場のあちこちで挨拶が交わされる光景が繰り広げられていてました。
たまたまコンサートの始まる前に仕事に行った先が、元貴族院の人たちのプライベート倶楽部だったこともあって、久しぶりにクラス(階級)というものを意識した瞬間でもありました。

さて、私はラッセル・ワトソンさんのことは何もしらずにコンサートに行ってしまいました(^^ゞ
それでも十分楽しめたのは、半分くらいは知ってる曲だったから。
「オ・ソレ・ミオ」「ユー・レイズ・ミー・アップ」「誰も寝てはならぬ」と、それこそ、こないだル・ヴェルヴェッツのコンサートで聴いた曲とかぶりまくり(笑)。
これらの曲は、言ってみれば名曲です。
それを圧倒的な歌唱力を持ったアーティストが歌うのですから、悪いわけがありません。

しかも演奏は東京フェスティバルオーケストラ。
弦の編成は86443くらいだったので、普通のオーケストラに比べると小さかったと思いますが、やはり生のオーケストラには味わいがあります。
途中、オーケストラ演奏だけの部分もあり、クラシックのコンサートに来ているような錯覚にとらわれる瞬間もありました。
指揮をしていたのはウイリアム・ヘイワードさんというかたでした。
また、フィオーレ・オペラ合唱団という30人くらいの合唱団がコーラスで参加していました。

ラッセル・ワトソンさんは、クラシック出身の歌手ではないそうですが、そうとは信じられないような、みごとなテノールを聴かせてくれました。
ただ、第一部はバラード系のおとなしめの曲が多かったせいか、ちょっと退屈してしまい、途中から睡魔との格闘と相成りました。

MCは、英語なので、何をしゃべってるか、全くわかりませんでした。
でも、たいしたことはしゃべってなかったと思います(爆)
「アイラブユー」「ダイスキ」「アリガト」・・・
片言の日本語に、いちいちどよめくファン(笑)
外タレのコンサートではよくある光景ですが、いつでも会える日本のアーティストとは違う、海外アーティストのファンならではの深い思いが伝わってきて、見ているこちらも和んでしまいました

第2部は「クラナダ」で始まり、2曲目の「ヴォラーレ」、これで一気に目が覚めました。
会場のお客さんとのコール&レスポンス、このあたりは、やっぱり世界的に活躍するアーティストだけあって、ソツがないです(笑)。
そのあとの「フニクニ、フニクラ」が始まると、最前列の観客が次々とステージに手を差し伸べ、握手を求め、プレゼントを渡し・・・
見ようによっては演歌歌手のコンサートで握手を求めるおばちゃんのようでもありましたが、これもまた、ほのぼのとする光景ではありました。
ラッセル・ワトソンさんは、ひとりひとりに握手を返し、プレゼントを受け取り…
そりゃ、もう、盛り上がりましたよ。
アーティストとファンのステキな関係とでもいいましょうか。
なんか、そんなものを見せていただいたような気がして、見ている私も嬉しくなってしまいました。

その盛り上がりの直後にル・ヴェルヴェッツが登場しました。
出てきたときは、「何もこのタイミングで登場しなくても」と思いましたが、盛り上がった会場の雰囲気がしらけることはありませんでした。
むしろ、「Time To Say Goodby」で会場を圧倒し、主役を食ってしまうのでは…と心配したほど、大喝采を浴びていました。
そして「威風堂々」「第九」と、私が聴きたかった曲ばかりをやってくれて、すごく得した気分になりました。

先日のデビューコンサートでは、「衣装がちょっと…」と思っていたのですが、今回の衣装はよかったです。
黒のスーツはいいんだけど、前回のコンサートでは衣装替えもなく、メンバーがみんなそろいの衣装なので、ちょっと地味でつまんないなと思っていました。
今回は、メンバーそれぞれデザインが少しずつ違っていて、光りものの素材も使われていて、同じ黒でも、ずっと華やかな印象でした。
やっぱり、コンサートって、衣装も大事ですよ。
特にル・ヴェルヴェッツはルックスが売りの何割かを占めてるんですから。

で、思いました。
やっぱり、ル・ヴェルヴェッツはコーラスを売りにすべきだろうなと。
はっきり言って、ソロはラッセル・ワトソンさんに太刀打ちできません。
ラッセル・ワトソンさんの声量は、ひとりで5人分くらいの迫力があります。

が、ル・ヴェルヴェッツのパワーもかなりのもので、主役に負けず劣らず会場を沸かせたので、今度は逆にラッセル・ワトソンさんがかすんでしまうのではないかと心配してしまいました。

だけど、そうはならなかったのがラッセル・ワトソンさんのすごいところです。
声のパワーは、もしかすると互角か、人数が多い分、ル・ヴェルヴェッツのほうがわずかに勝っていたような気がします。
でも、ラッセル・ワトソンさんには、ル・ヴェルヴェッツにはない、何かを持っていました。
それは技術じゃなくて心に訴えかける、魂を揺さぶる「輝き」とでも言えましょうか。
ラッセル・ワトソンさんの歌声には、なにか、そういう不思議な魅力がありました。

ル・ヴェルヴェッツに沸いた会場の空気を一新するかのような、「誰も寝てはならぬ」の歌唱は、まさに主役の面目躍如、圧巻の1曲でありました。

そしてあっという間のアンコール。
最後にル・ヴェルヴェッツと一緒に歌った「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」は実に楽しかったです。
オリジナルに近い、ピアノから始まるアレンジもステキなら、ラッセル・ワトソンさんのソロも素晴らしく、ル・ヴェルヴェッツのハーモニーも美しく、どれもこれも「いいな」と思えるアンコール・ピースとなりました。

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