黒蜥蜴

2018.01.30.01:08

中谷美紀主演、ルヴォ―演出の「黒蜥蜴」を見に行ってきました。
そもそも、この舞台を見てみたいと思ったのは、江戸川乱歩が好きだったから。
子どもの頃に大ハマりして、ずいぶんと全集を読み漁ったものでした。

その乱歩の「黒蜥蜴」をあのルヴォ―が演出し、中谷美紀さんが演じると聞いて、これはぜひ見たいと思いました。いや~、おもしろかった!
別に中谷さんのファンというわけではないのですが、彼女は緑川夫人のイメージにピッタリ。衣装も素晴らしく、それだけでも一見の価値がありました。
なにより感服したのは、独特な言い回しの膨大な台詞を彼女が見事に演じきっていたこと。舞台の幕が開くやいなやプロの仕事を見せつけられ、感心しきりでした。

明智小五郎を演じたのはミュージカル界のプリンス・井上芳雄さん。明智小五郎といえば「土曜ワイド劇場」の天地茂を思いだしてしまう私には、井上さんの明智小五郎はいささか若すぎてピンとこなかったのですが、ミュージカル界のプリンスの力量は、ストレート・プレイでも十分発揮されていました。

ルヴォ―の演出は、妖艶で耽美な世界をダンサーを使うなどした独特のもので、どこか西洋の香りが漂っていました。「ナイン」の時も思ったのですが、空間の使い方がうまく、さすがと思わせるものがありました。

音楽は江草啓太さん。ピアノ、バイオリン、ベース、ドラム、バンドネオンというバンド編成でタンゴやジャズのテイストが取り入れられていました。
「黒蜥蜴」というと、樋口さんがかつて音楽を担当したNHKのラジオドラマ「黒蜥蜴」を思いだしますが、今回の「黒蜥蜴」の音楽、なかなかよかったと思います。なかでも私はバンドネオンが、乱歩の世界にとても合っていると思いました。
もし、今の樋口さんが、この舞台に音楽をつけるとしたら、やはり、このような感じになるのではないかとも思いました。

舞台が始まる前は、ラジオドラマの音楽の印象が強いので、すんなり馴染めるか心配でしたが、三島由紀夫の戯曲をもとにした舞台、江戸川乱歩の原作をドラマ化したラジオドラマ、そもそもこの2つの音楽を比較すること自体、ナンセンスでした。それぞれにそれぞれの良さがあり、まったく別のものとして楽しめた。そんな印象でした。

ところで、会場でたくさんもらったチラシの中にLe Velvetsの佐藤さんが出演する舞台のチラシがありました。しばらく見ないうちに佐藤さんがやたらカッコよく垢抜けててびっくりしました(笑)

舞台を見るのは本当に久しぶりでしたが、やはり生の舞台はいいですね。
また、おもしろい演目があったら、見に行きたいとおもいました 。

comment

Secret

お詫び

2018.01.29.21:59

「黒蜥蜴」の記事、正規の記事の下に書きかけの下書き原稿が表示されておりました(^^ゞ

昨夜、書いたはずの原稿がなぜか見当たらないので、また1から書き直したのですが、なんと、新しい原稿からズズーッと下がったところに、最初に書いた原稿が隠れておりました(>_<)

たいへんお見苦しくてすみませんでした。
最新コメント
最新記事
月別アーカイブ
フリーエリア
カレンダー
05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリ
FC2カウンター